CEREMONY
STYLING '25 Spring
Introduction
卒園式や入学式、謝恩会…
子どもの新たな門出をお祝いするセレモニーは母親にとっても大きな節目です。
そんな特別な1日は、品良く素敵に見える服装を選びたいもの。
幼稚園・保育園・学校や地域によっても服装の着こなしや雰囲気は様々な時代。
セレモニーの服装マナーからテイスト別スタイルまで
今の時代のお悩みに寄り添いながらおすすめのスタイリングをご紹介します。
セレモニーの服装マナー
Styling Manners
check 1
華やかさと礼節のバランス
特別なセレモニーの日は気合いが入りがちですが卒園式や入学式は厳粛な式典でもあるので、華やかな中にも礼節をわきまえた服装を選ぶのがおすすめです。
check 2
フォーマルスタイルの選び方
母親の服装は「セミフォーマル」もしくは「インフォーマル」が一般的です。セミフォーマルは同色・同素材で揃えるのが格の高い着こなしとされているのに対し、インフォーマルはややカジュアル度が高め。異素材を組み合わせることもできるのでスタイリングの幅が広がります。
check 3
シーンに合わせた色選び
お祝いであるとともに別れの場である卒園(卒業)式はネイビーやブラックなどの落ち着いたシックなカラー、入学(入園)式はベージュやホワイトなどの明るいカラーが多く選ばれます。
check 4
自分らしさと周囲に合う装い
最近は園や学校、地域によってもセレモニーの雰囲気は様々です。周囲の傾向によって、華やかさや自分らしさを加えるのがおすすめです。
Style01
きちんと感を演出
Set up
同色・同素材で揃えるとより格の高い着こなしに
Point
- 袖のスリットが女性らしいノーカラージャケットとパンツのセットアップ。
- 肌色がきれいに見えるベージュは入学式にも〇。
- きちんと感を出しながらも、程よい伸縮性のある素材で着心地が良いのもポイント。
過度に露出しない、上品さが感じられるデザインを選んで
Point
- モードなワイドパンツスタイルはノーカラージャケットを羽織ると優しい印象に。
- 落ち着いたカラーのサロペットも、特徴のあるテクスチャが華やかさを演出。
- 寒さが気になるスリット袖は中に長袖を入れると安心。
Style02
着まわし重視
Highly Wearable
Point
- セットでも単品でも着回せる、同素材のジャケット・キャミソール・ワイドパンツ。
- フォーマル感が強すぎずデイリーにも着やすい、ドライタッチで微光沢のあるオックス素材。
- ジャケットの肩幅は調節可能。少しだけドロップさせてモード感をプラスしたい。
程よい光沢素材が華やかさを演出
光沢が強すぎたりギラギラと光る素材は避けるのが望ましい
Point
- スリットから覗く腕が女性らしい、微光沢と落ち感のあるバックサテンジョーゼット地のセットアップ。
- ワイドパンツはベルト付きの上品なデザイン。通勤やデイリーにも着回したい。
- あえて黒ではない、濃紺のカラーが優しさを演出。アクセサリーで華やかさをプラスして。
Style03
上品に女性らしく
Feminine Style
Point
- 上品な光沢とハリ感のあるダンボールニット素材のジレスタイル。
- ジレは中にチュールを入れて構築的なシルエットを表現。フェミニンスタイルをモダンに見せる。
- 春らしい明るいカラーでまとめて、親しみやすさも表現したい。
スカート丈は膝が隠れるものを選んで、品良く落ち着いた印象に
Point
- 上品で清潔感のあるホワイトのツイードジャケットは入園・入学式に人気のアイテム。
- インナーのタイはラフに結び、構築的なシルエットのスカートを合わせて、少しだけ甘さを抑えて着こなしたい。
- アクセサリーは小ぶりのパールを選んで、クラシックに華やかさを添えて。
Style04
スタイリッシュに
Mode Style
ハイヒールはドレッシーな印象を与えるため、5cmくらいまでのヒールのパンプスが望ましい
Point
- 定番のジャケット×ワンピーススタイルは、ブラックでシャープなシルエットにまとめてモード感を演出。
- ワンピースはフェザーヤーンの刺繍地を切り替えたデザイン。テクスチャで華やかさを出すのが新しい。
- 立体裁断で構築的に仕立てたジャケットを羽織って、周りと少しだけ差をつけたい。
Point
- 今の時代に着やすい、大人のゆとりあるシルエットを描くオールインワン。胸元のシアー感が女性らしさを添える。
- ヘリンボーン柄のオーバージャケットを羽織って、トラッドかつモードな雰囲気を演出。
- 派手すぎないメタルアクセサリーが洗練された印象に。
Style05
華やぎのある
Dress
上品なパールやシンプルなデザインのアクセサリーで華やかさをプラス
Point
- イタリア・CAFISSI(カフィッシ)社のチュールコサージュテープを切り替えたジャケットとワンピース。
- ふわっとしたハリのある生地で仕立てた立体的なシルエット。
- 上質感がありながらカットソー素材なので着心地が良く、座り続けることが多い式典でもシワになりにくいのもポイント。
Point
- 一見シックなようで、よく見るとドットの糸刺繍に繊細なビーズ刺繍を飛ばした華やぎのあるデザイン。
- ドレッシー要素のあるワンピースには、ジャケットを羽織ってフォーマル感を演出。
- シーンに合わせて、胸元のボウタイを外してシンプルに見せても〇。
気になる
Q & A
Q.1
セットアップは同じ見え方になりがち…
次回のセレモニーシーンでも新鮮に見せたい
Answer. 1
入学式は明るいカラーのセットアップで、
卒園式は中をダークカラーに変えて落ち着いた雰囲気を演出するのがおすすめです。
Q.2
一度着て終わりではもったいない…
着まわし力の高いアイテムが知りたい
Answer. 2
バックシャンノーカラージャケット・キャミ付レイヤードパンツは着回し力抜群のアイテム。
セットでセレモニーシーンにはもちろん、キャミソールを手持ちのブラウスに変えたり、
夏にキャミソール×パンツでサロペットのように着たり、それぞれ単品でも着回すことができます。ジャケットは肩幅の調節が可能で、セットイン~オーバーサイズまで楽しめるのもポイント。
Q.3
エレガントさは欲しいけれど、古い印象に見えるのはいや
品良く今っぽさも取り入れたい
Answer. 3
ハリのある素材を使用した構築的なスカートを合わせると、王道のツイードジャケットもモード感が加わり新鮮な印象に。
ボウタイはきっちりさせず少しラフに結んだり、どこか抜け感を出すのもおすすめです。
Q.4
新たな出会いも生まれるセレモニーの日
モードすぎず親しみやすさも意識したい
Answer. 4
ワンピーススタイルを取り入れてみて。
モード派はパンツスタイルを選びがちですが、シャープなシルエットのワンピース×ジャケットスタイルは程よいモード感と優しさが感じられておすすめです。
ダークトーンの中にもテクスチャで華やかさを表現して、周囲と差をつけて。
Q.5
お世話になった先生方に感謝の気持ちを伝える幼稚園の謝恩会
どのような服装を選べば良い?
Answer. 5
会場によっても雰囲気が異なります。ホテルで行われる場合が最もフォーマル度が高く、セミフォーマルを基本に華やかさをプラスするのが良いでしょう。
レストランの場合は上品かつ適度に肩の力を抜いたワンピーススタイルもおすすめです。